起業

起業を成功させるための秘訣は? 失敗しない起業の仕方大紹介!

起業をしたいと考えている人は沢山いらっしゃるかと思います。
しかしその大部分の人が成功しない可能性があるから会社員で働き続けた方が安定するという人が多いのではないでしょうか。
今現在、私たちが当たり前に利用しているものも誰かが起業をして考えたものです。
起業は身近なものですが、起業をする壁が大きいのです。
今回は起業をこれからしようと考えている人や、起業に不安を感じている人に対して「起業を成功させる秘訣」と「失敗しない起業の仕方」をご紹介していきたいと思います。

一般的な起業の成功率

2018年には約13万件もの起業をした人がいました。
その中でも、成功している起業者はどれほどいるのかご存知ですか?
成功を10年以上会社が継続していることとすると約1割となるのです。
設立から1年継続で40%、5年継続で15%、10年継続で6%、30年継続で0.02%となります。
1年で考えても60%が廃業しているのです。
更に30年以上継続できているのが0.02%と驚きの数字となっています。
このような結果から、起業の成功率はとても低いとも言えるのです。
冒頭で、成功しない可能性があるから起業をしない人がいると紹介しましたが、実際には成功しない確率の方が高いのです。
だからといって、起業をしなければ成功することはありません。
このような数値を当てにして、自分もこうなってしまうからという悲観的な気持ちになり起業をやめる必要はありません。
失敗しないために自分のできることをやり続けることによって、成功率は上昇します。

起業が失敗する理由は?

では、起業が失敗してしまう理由はどのような問題が多いのでしょうか。
どのような問題で失敗しているかを知ることによってあらかじめ失敗確率を減少させることができます。
成功例ばかり見ていると自分もできるかもしれないという気持ちになりますが、同時に失敗例を見ていくことも大切なのです。
それでは、失敗する理由を見ていきましょう。

事業計画書の内容不足

起業をする際には「事業計画書」というものを作成します。
この事業計画書とは、自分の事業がどのようにして成功へ進んでいくかを計画化して確認するための役割をはたしています。
「どこで、どのような人に、どんな内容を、どうやって提供するか」が起業をする際に作る事業計画書に記載します。
いわば、会社の基盤ともなる書類なのです。
この書類の内容にミスがある場合や、内容の不足がある場合には行き詰まってしまうので失敗してしまう理由の1つともなります。
仕事内容はその時の状況によって変化する場合が多いので、事業計画書通り100%進んでいくということはあまり無いのですが、行き詰まった時にはこの事業計画書を見直してなぜ行き詰まったかを確認することが大切なのです。
だからこそ、事業計画書は事業を始める前から完璧に仕上げておかなくてはいけない重要な書類となります。

資金配分のミス

失敗する理由として多いのはこの「資金配分のミス」です。
業種によって資金を使う場面は変化してきます。
機械を利用してサービスを行う事業に関しては、人気な機械に資金を使ったがお客様に公表にはならず無駄になってしまったいうこともあります。
営業職で機械にお金を掛ける必要のない場合でも、事務所の家賃が高すぎて利益のうちの何割かが家賃として消えてしまうのようなこともあるのです。
成功するから大丈夫という考えを捨て、1年以内に倒産する確率が60%もあるのであれば、できる限り初期投資は抑えるべきだと言えます。
必要最低限の初期投資をして、まずはコツコツと事業を成功させることに力を使うようにしましょう。
安定してきたら資金配分の割合を変化させてもいいかもしれません。

市場調査不足

「市場調査」とは自分が参入しようとしてる市場の調査を行うことです。
この調査を行うことによって、お客様が実際にどのようなものを求めているのかを知ることができます。
市場調査を怠ってしまうと、価格設定のミスや無駄な仕入れなどによって失敗してしまう理由となってしまうのです。
それと同時に大切なのが「競合調査」です。
競合とされる企業の調査をすることで、自分の事業内容が市場に対して合っているのかを確認することができます。
競合に勝つために、競合とどのような違いを売っていくのかを考えなくてはなりません。
だからこそ、起業をする際には市場調査をしっかり行い、自分の商品をどのように売っていくのかを考えていかなくてはならないのです。

安易な考えで始める起業

起業をする上で少ない割合ではありますが、「起業を安易な考えで始める」人がいます。
友人同士や知り合い同士で話が盛り上がってしまうことは沢山あるでしょう。
しかし、市場調査や事業計画書をしっかりとせずに安易な考えで起業を始めてしまう人も存在します。
「友人と起業をすると失敗する」と世間ではよく耳にしますが、このような理由も含まれているのでしょう。
しかし、友人同士とはいえしっかり計画を練って起業をすることで成功している人も多く存在しているので、安易な考えで起業を始めてしまうのだけを注意するのようにしましょう。

起業の成功率が高い業種の特徴は?

では、逆に成功率が高いとされているビジネスと業種例をご紹介していきたいと思います。
起業を初めて行う人は特に、成功率の高い業種を選ぶことが大切です。
しかし、成功率の高い業種はその分競合も多くなって今います。
完全に新種の業種を見つけることができれば可能性は無限大ですが、成功するとも限りません。
ですので、必ずしも成功率の高い業種を選ぶ必要はありませんが、知識として頭に入れておくことはたいせつとなります。
それではご紹介していきます。

ストックビジネス

まずは、「ストックビジネス」のご紹介です。
ストックビジネスとは名の通り、ストックをするビジネスになります。
基本的には、お客様と契約を結ぶことによって毎月決まった金額が収入となるビジネスプランです。
身近なストックビジネスとしては、携帯のキャリアのような通信事業や電気やガスのような業種がストックビジネスです。
ストックビジネスはお客様との契約が済めば、安定した収入を得ることができるというのが最大のメリットですが、そのお客様との契約までが難しいというのがデメリットとなります。
お客様からすると月額など定期的にお金を払う必要があるため、契約が取れるまでに多くの時間を要してしまいます。

フロービジネス

次に、「フロービジネス」のご紹介です。
フロービジネスはその都度の取引によって収入を得るビジネスになります。
身近なフロービジネスとしては、飲食店やコンビニなどの小売店がこのフロービジネスに該当します。
フロービジネスの最大のメリットはストックビジネスのように契約を取る必要がないのですぐに収入を得られる可能性を秘めているということです。
その反面、ストックビジネスのように契約ではないので毎月、毎年の収入は上下してしまうので安定しずらいというのがデメリットとなります。
ストックビジネスのように契約を取る必要がないということから、起業した当初から人気店となりそのまま成功してしまうという可能性を秘めているのは断然フロービジネスとなるのです。

成功率を高くする特徴

では、上記のようなビジネスプランがあり、起業の成功率を高くする特徴はどのようなものがあるのでしょうか。
成功している人には共通する特徴があるのです。

・成功者が周りにいる
起業を成功させている人が周りにいることによって、どのような流れで会社が発展してきたのかを聞くことができます。
成功者の知り合いがいない場合は講演会などに参加するしかありませんが、身近にいる場合は簡単に詳しく話を聞くことができます。
そのため、自分には無い知識や必要と感じていなかった知識など多くのことを学ぶことができます。
成功者の知り合いを作りたい場合は、そのような集まりに積極的に参加すると良いでしょう。
・ものごとを年単位で考える
発展のさせ方を月単位で考えている人はその場凌ぎとなってしまい、来年のことを考えていない場合がほとんどです。
視点を変え、年単位で考えてみることによって、今すべきことが変化してきます。
まずは長期的な視点で来年の今頃にはどのようになっていたいのかを考えてから、短期的に今なにをしなくてはいけないのかを考えてみると良いでしょう。
考えて頭の中で解決するよりも、メモをして目に見える形にすると良いスケジュールを組むことが可能となります。
・知識やスキルの勉強をやめない
起業をするにあたって、知識やスキルはとても大切なポイントとなります。
起業をする前に知識やスキルを勉強して蓄える人はとても多いですが、起業をしてからも続けている人は多くはありません。
確かに忙しくなるため、勉強の時間は減ってしまいますが勉強をやめないことによって新たな知識を得ることで更なる成長を見込むことができます。
いつまでも努力をし続けることが大切ということです。

実際の業種例

では、成功率の高い実際の業種例を紹介していきます。

・ライター、ブロガー
ライターやブロガーが成功率が高い理由として、「初期投資をかなり抑えることができる」ということです。
パソコン1台さえ用意できれば簡単に起業をすることができます。
今現在では、スマートフォンが普及しているためスマートフォンのみで起業しブロガーを行っている人もいます。
ライターやブロガーはある程度の知識と継続する力が大切とされます。
・スクール教室
スクール教室の成功率が高い理由として、「自分の強みを活かして多くの人を一度に相手できる」ということです。
1対1ではないということで、同じ時間に沢山の教え子がいればコストパフォーマンスは最大となります。
そのためには人にしっかりと教えられるだけの知識やスキルが必要となります。
・コンサルタント
コンサルタントの成功率が高い理由として「単価が高く、店舗を必要としないことで初期費用が抑えられる」ということです。
店舗を必要とせず、自分の身一つで仕事をすることが可能なのがこのコンサルタントです。
弁護士や税理士、飲食コンサルタントなど様々なコンサルタントが存在していますが、どのコンサルタントの場合でも専門的な知識は必要不可欠となります。

起業を成功させるために…

いざ、起業をする場合なにからしたらいいのかわからないという人は多いのではないでしょうか。
起業を成功させるためにオススメするポイント2点をご紹介します。

副業から初めてみる

いざ、起業をしてみてどうなるか不安があるという方は「副業から始めてみる」ということをオススメします。
「スキルや知識に不安がある」、「成功できるか不安」など多くの悩みがあると思います。
だからこそ、本業を残して安定した収入を得ながらも副業として自分のやりたいことにチャレンジしてみるということです。
チャレンジすることによって流れを掴み、本業にできそうと感じた場合にいざ起業をしてみればいいのです。
そのためには、本業をしながらも起業に必要となる知識やスキルを蓄える必要があります。

自分の強みを活かせる業種を選ぶ

次に、「自分の強みを活かせる」と自信のある業種を選んで起業をしてみるという選択肢です。
自分の強みは今まで培ってきた自分のスキルでもあります。
そのスキルをしっかりと分析し、どのような業種を選ぶことが最適かを考えて起業をすることによって無知で起業をするよりも成功する可能性を高くすることができます。
注意しなくてはならないのが、自分の強みやスキルに自信を持ちすぎないことです。
起業をするとなると更に上の知識やスキルが必要とされる場合が多いので、あらかじめ勉強をしておくと良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
残念ながら起業の成功率は圧倒的に低いのです。
しかし、その数値は平均でしかありません。
成功率が低いから起業をしないというのはもったいないかと思われます。
自分がどのように起業をするかしっかりと分析することによって、起業の成功率は大きく上昇するからです。
自分にあったスタイルの起業をし、成功することを願い、努力してみるのも良いかもしれません。

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