皆様は「副業」をしていますでしょうか。
ひと昔前までは副業を禁止とする企業がとても多くありましたが、今現在ではコロナウイルスの流行などにより副業を認める企業も増えてきました。
今現在多くの人が行っている副業ですが、その大部分は本業や今までの人生で培ってきたスキルを活かして副業を行っています。
今まで培ってきたスキルを活かすことによって新たな勉強を1からしないといけないということはありません。
では、今回の題材である副業と資格についての関係性はどうなのでしょうか。
よく、「副業を始めるには、人に自慢できるほどのスキルや資格が必要だから副業はしていない」という人が多くいらっしゃいます。
今回はそのような人に、取得すると副業にて便利に役立つ専門的な資格をご紹介していきたいと思います。
ご自身の今現在持っているスキルと共に、新たな資格を取得することによって新たな道を切り開けるかもしれません。
それでは、ご紹介していきます。
副業をするのに資格は必ず必要なの？
まずは、副業をするということにおいて資格は必ず必要かどうかということです。
その答えは「NO」です。
必ずしも副業をするのに資格が必要ということはありません。
副業にて資格が必ず必要という場合は、その専門的な分野において資格を取得していないと仕事をすることができないという場合のみとなります。
例えば、税理士や不動産を副業として行う場合はその専門的な資格を取得しなくては仕事をすることができませんが、アフィリエイトやブロガー、デザイナーなどは資格を必要としません。
副業をすることにおいて資格は必ずしも必要ではないとご紹介しましたが、これからやろうとしている副業で「資格があると収入が上がる」や「その資格を取得すれば本業でも活かすことができる」のような場合には資格を取得してもよいかもしれません。
いずれにしろ、自分自身がこれから始めようとしている副業の内容によって資格を取得するかどうかは自分自身で決めなくてはならないのです。
副業に活きる資格の選び方
誰もがわかる通り、これから始めようとしている副業に関連している資格を取ることがオススメです。
副業という括りの中でも業種は多種多様です。
なので、自分自身に必要は資格は何であるのかを把握しなくてはなりません。
資格取得後に無駄になってしまうと、時間と試験代の無駄となってしまうので資格を選ぶ段階から慎重にならなくてはいけないのです。
だからこそ、自分自身の副業にどのような資格を取得することが有利に働くかをしっかりと見極める必要があります。
資格の種類が多いからこそ、自分自身の知識やスキルの向上や多くの人に認めてもらえるような資格の取得をすることをオススメします。
それでは、副業をする上で取得していると便利な資格の選び方をご紹介します。
やりたい副業を選ぶ
まずは「やりたい副業を選ぶ」というところから始めなくてはなりません。
資格から副業を選ぶと、実際に仕事をしてみて自分に合わなかったというようなことがあるからです。
まずは、これから自分自身が行おうとしている副業の内容を決めることが大切です。
なんでもいいから副業を始めたいというような安易な考えで副業を始めてしまうと継続性に欠けてしまいます。
そして、副業といえども「仕事」であることは変わりないので発注先がいて受注者がいます。
だからこそ、これからしようとしている副業の内容を適当に決めてはいけないのです。
多くの方が副業と簡単に捉えがちですが、副業という枠の中にも多くの種類の仕事が存在しています。
その多くの仕事の種類の中から自分自身が続けていき、利益を出せそうな副業を選ぶことをオススメします。
やりたい副業に関連する資格を探す
これからしようとしている副業の内容が決まった場合の手順です。
まずは、資格が本当に必要かどうかを考えます。
多くの副業は資格を取得していない場合でも仕事をすることができるので、その上で資格を取得するとなると「本業で活かすことができる」ということや「資格を取得することで副業の収入を更に上げることができる」などの理由が多くなっています。
資格が本当に必要かどうかを迷った結果、無くても仕事ができるような場合はまずは資格を持っていない状態で副業を初めてみることをオススメします。
ある程度の期間、副業をした上で改めて資格が必要かどうかを考えると最初に考えていた結果とは違う結果が生まれるかもしれません。
副業で使う資格が本業にも活かすことができるという人は、是非資格の取得をオススメします。
副業にて収入アップはもちろんのこと、本業にも資格を活かすことができれば更なる効率化や昇給にも手が届くかもしれません。
取得する資格を決めたら、計画的に勉強のスケジュールを立てて資格取得への最短ルートを選び、すぐにでも役立ててあげましょう。
副業の内容が決まり、資格を選ぶ段階でインターネットなどで調べることがあるかと思います。
多くの人が驚くとは思いますが、同じ内容の副業でもそれに関する資格の種類が沢山あるということです。
資格の内容がほぼ同じのような場合でも、「人気」や「社会で通用する」などそれぞれの資格によって変化してくるのです。
オススメなのはマイナーな資格よりも、多くの人が聞いたことのあるような資格を取得することによってその資格を持っているということを伝えた結果、副業を受けることができる可能性が上昇するのようなことがあります。
だからこそ、似ている資格でもしっかりと内容を調べてから取得するようにしましょう。
経理に活きる資格紹介
それでは、副業をする上でそれぞれの業種にどのような資格が活きるのかをご紹介していきます。
まずは、「経理」に活きる資格のご紹介です。
日商簿記検定
「日商簿記検定」とは企業などで通常の経理をする上で必要な知識をまとめた資格となります。
商業簿記検定という資格も存在しますが、一般社会で評価されるのはこの日商簿記検定となります。
副業として経理の仕事を手伝いたいという人は3球取得を目指すことが多く、どこの企業でも使えるようになりたいという上を目指す人は2球を取得する割合が多くなっています。
日商簿記検定の1球ともなると、合格率も約1割となりとても難しいですが専門的な知識を持っていると評価されると同時に経理を越して財務にまで関わることができます。
今現在ではインターネットを通してオンラインスクールなども存在しているので多くの人が取得のために頑張っている資格となります。
公認会計士
「公認会計士」とは税理士と似ていると考えている人が多くいますが、内容は少し違います。
税理士が税金のスペシャリストだとすると、公認会計士は財務をベースとして監査を行う人のことを指しています。
それぞれの企業が正確な財務が行われているかをチェックできるスペシャリストとなるので公認会計士という資格を取得することができれば今後仕事に困るということは限りなく少ないとも言われています。
そして公認会計士は国家資格となり、合格率はとても低いですが多くの人が取得のために頑張っている資格となります。
税理士
「税理士」とは簿記をマスターした上で税金を対象としたスペシャリストのことを指しています。
どこの企業にも一人は必ず在籍しているか、外注をしているかという割合で必要不可欠な資格を持った人です。
税理士という資格を持っている人がいるからこそ、企業は安心して企業活動を続けることができます。
こちらも国家資格となり、とても難しいですが取得することができれば税理士事務所を開くなど独立を夢見ることも可能となります。
IT関連に活きる資格紹介
次に、「IT関連」に活きる資格の紹介です。
ネット時代とも言われている世の中だからこそ多くの人が取得のために勉強をしています。
マイクロオフィススペシャリスト
「マイクロオフィススペシャリスト」とは、マイクロソフトという企業が提供しているソフトを円滑に使いこなすことができるということを証明するための資格となります。
Word、Excel、PowerPointとそれぞれの科目があり、これらを取得することによって多くの企業で使われているソフトを使いこなすことができるという証明になるので取得していて損をすることは100％ありません。
応用情報技術者
「応用情報技術者」とはIT関連の国家資格ともなる資格です。
企業が企業活動をする上で最適なIT活用の戦略を立てることができるという証明になる資格です。
今現在、どの企業でもIT（インターネット）を使うことは当たり前となってきています。
企業活動をする上で必要不可欠となるITだからこそ重宝される資格となっているのです。
ネットワークスペシャリスト
「ネットワークスペシャリスト」もIT関連の国家資格となる資格です。
応用情報技術者と間違えられることが多いですが、このネットワークスペシャリストは主に、Webのシステムを触ることでサーバーを安定させるのが目的とされている資格です。
ハッキングなどの外部からの攻撃に対し、企業を守ることのできる専門家として取得できる資格となっています。
コンサルタントとして活きる資格紹介
次に、「コンサルタント」として活きる資格の紹介です。
コンサルタントは自分の知識で仕事をする人々を指しています。
中小企業診断士
「中小企業診断士」とは、経営コンサルタントとして与えられる国家資格となっています。
中小企業を第三者から診断し、今後どのような経営をしていくかを社長などにコンサルタントする仕事をするために必要な資格です。
国家資格ともなっており、企業の経営資源に関する知識を要するため合格率は低いですが、とても役に立つ資格となっています。
キャリアコンサルタント
「キャリアコンサルタント」とは、人事や労務の経験を活かすことができる国家資格です。
中小企業診断士は企業の経営をコンサルタントしますが、キャリアコンサルタントはその人の今後のキャリアをどのようにしていくかという適切なアドバイスをすることができる人が持つ資格です。
事務仕事にも役立ちますが、本業で人事を担当している人は副業と共に本業でも活かすことができます。
定番とされる資格紹介
専門的な資格を紹介してきましたが、もちろん定番とされる資格も存在しています。
副業をする以外にも役立つ資格は沢山あるのです。
自動車免許
まずは定番とされる「自動車免許」です。
教習を行い、試験に合格することによって自動車を運転できるという証明となる資格の一つです。
一般的過ぎると思うかもしれませんが、副業で自動車があると便利という状況は多く存在します。
プライベートでも副業でも役に立つ資格ですので取得して損はありません。
調理師免許
「調理師免許」は飲食店で人に料理を提供する上で必要な資格となっています。
この資格を取得することができれば、副業としてキッチン業務についた場合に評価される可能性が高くなっています。
専門学校に通わなくても取得することができるので、飲食業界の副業を考えている人には向いている資格となります。
宅地建物取引士
「宅地建物取引士」とは多くの人が耳にしたことのあるであろう「宅建（たっけん）」と呼ばれる国家資格です。
取得をするにはとても難しい資格となりますが、取得することができれば不動産の仕事をすることができます。
資格を持っていると得をするコト
資格が無くとも副業をすることはできるとご紹介しましたが、資格を持っていると得をすることは沢山あります。
思わぬところで役に立ってしまったというようなことがあるのです。
そのため、多くの資格を取得しどの業界の副業をも受けることができるという人も存在しており、そのような人は副業以外でもその資格を有効に利用しています。
では、資格を持っているとどのような得があるのかをご紹介していきたいと思います。
知識やスキルが身に付く
資格を持つと、知識やスキルが身に付きます。
資格を取得するにはもちろん勉強が必要となります。
だからこそ、勉強をすることによってその資格に準じた知識やスキルが身につくのです。
多くの資格を取るということはその分知識やスキルがつくので、様々な副業に利用することができます。
そのため、資格を取得するために勉強をすることによって副業の幅が広がることにも繋がります。
本業にも活かしたいという場合には、そのような資格を調べて取得することによって今まで仕事としては使っていなかった部分の知識やスキルが身につく可能性が十分にあります。
よって、資格を取得することは本業にも副業にも役に立つということから取得をすると得をするということになります。
転職に有利となる
副業からは少しずれてしまいますが、資格を取得することによっていざ転職をしようと考えた時に有利に働く可能性が多くあります。
転職をする場合には、新たな企業に改めて自分自身がどのような知識やスキルを持っているかを知ってもらわなくてはなりません。
そのような時に、資格を取得していることによってすぐに自分がどのような知識やスキルを持っているかを転職先の企業に知ってもらうことができます。
転職をしようと考えてから資格を取得しようとすると、転職活動以外にも資格を取得するための勉強の時間が必要となります。
だからこそ、転職をしたいと考えた時のために前々から資格を取得しておくことによって様々な場面で得をするということになります。
副業が本業になった場合でも役に立つ
資格を取得していると副業としてやっていた仕事内容を本業として扱うようになった場合にはその資格を取得していることで様々な場面で役に立ちます。
副業として行っていた仕事が順調にことを運び、利益が出てきた場合に副業を本業にしてしまおうという人は少なくありません。
もちろん、副業として仕事をしていたのですからある程度の知識やスキルを持っている状態ですが、本業にした場合自分を売り出すためにも資格を持っていると有利になる場合があるのです。
他にもその資格を取得していないと本業にすることができない場合もあります。
その代表例が先ほど紹介した「調理師免許」などです。
副業としてアルバイトやパートでキッチン業務をそつなくこなせていた場合でも、いざ本業にして自分で独立しようと考えた場合必ず「調理師免許」が必要となります。
このような場合があるからこそ、本業と副業を掛け持ちしている状態でも時間を割いて資格を取得していると後々得をするということになります。
本業の昇給につながる
副業に役立つ資格を取得すると、本業での昇給につながる可能性もあります。
どの資格でも昇給につながるというわけではありませんが、本業と副業の仕事内容が似ている場合にはその可能性が高くなります。
資格を取得するということは、その分野において人一倍勉強をしたという証明になります。
資格を取得したことをあからさまに報告する必要はありませんが、普段の仕事に対しての知識やスキルが向上するので評価してもらえる可能性が高くなるのです。
最近の企業では、資格を取得した人に対してしっかりと評価し、昇給や昇格を行ってくれる企業も増えています。
だからこそ、本業と副業の仕事内容が似ているという人は資格を取得しておくと得をする場合があるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「副業」と「資格」についての関係性についてご紹介しました。
副業をするにあたって資格は必ず必要なものではありあません。
今の自分の知識やスキルがレベルの高いものであれば資格を取得せずにもこのまま良い副業ライフを送ることが可能です。
しかし、自分自身のスキルに自信がない人や、他の分野の資格を取得しておいていつかのために備えておきたいという人には資格の取得を強くオススメします。
どの資格も勉強をせずに簡単に合格できるものはありません。
本業と副業で時間がないのにも関わらず、資格を取得するためにしっかりと時間を割ける人は是非挑戦してみてほしいと思います。
時に、本業と副業の合間に時間を割いて資格の勉強をして本業や副業に支障をきたしてしまったという人がいます。
そのようなことになってしまうと本末転倒となってしまうので、しっかりとスケジュールを立てて効率の良い勉強方法を探さなくてはなりません。
今回ご紹介したように、資格の種類は同じ内容である場合でも多種多様に存在しています。
その中から、今の副業や本業に本当に必要なもの、今後必要となるであろう資格をしっかりと見つけ出して取得することをオススメします。
