投資

資産運用はどのようなものがある? 投資の種類ご紹介します!

みなさまは「資産運用」をご存知でしょうか?
資産運用は言い換えると「投資」とも言われています。
資産運用(投資)とは、自分自身が所有している資産を投資や貯蓄をすることによって効率的に資産を増やしていくことを指しています。
みなさまのほとんどが経験したことのある資産運用もあります。
資産運用とは一概に投資のことだけを指しているわけではなく、貯蓄(預貯金)をすることによって資産を増やすということもあるのです。
みなさまの一番身近な資産運用は「普通預金」です。
利率としてはとても少ない数字ですが、数円単位で利率が入金されているのを見たことがあるかと思います。
今回はそのような身近な資産運用(投資)からあまり知られてはいない資産運用(投資)までを全てご紹介していきたいと思います。

資産運用の種類

資産運用の種類はおおまかに3段階に分けて考えられています。
一番下から「ローリスク・ローリターン」、次に「ミドルリスク・ミドルリターン」、最後に「ハイリスク・ハイリターン」となっています。
それでは、それぞれの段階にはどのような資産運用が分類されているかをご紹介していきます。

ローリスク・ローリターン

「ローリスク・ローリターン」とは名前の通り、「小さなリスクを背負って小さな利益を得る」ということです。
先ほどご紹介した普通預金などもここに分類されています。
ローリスクであるからこそ、資産運用の入門編も言えるのでこれから資産運用をしようと考えている人がいましたら、ここから資産運用(投資)を開始して仕組みを理解すると良いでしょう。

預金

まずは、大人であれば誰もが経験したことのあるであろう「預金」です。
みなさまも銀行にお金を預けているのではないでしょうか?
これも立派な資産運用となります。
銀行が倒産しなければ少ない利益ですが、利率が入金されます。
滅多に銀行が倒産することが無いのでローリスクであるとも言えます。
みずほ銀行や三井住友銀行で0.001%から0.002%の利率です。
預金している金額と預金を続けている期間によって利率が変動してきます。
少ないと思った方が多いと思いますが、これがローリターンとなっています。

外貨預金

外貨預金も今現在では比較的身近な存在となりました。
外貨預金とは、日本円を預金するのではなく他国の通貨で預金をすることを指します。
日本の預金では利率が0.002%ほどだったものが、例えば米ドルだと0.010%にまで上昇します。
この外貨預金がなくならないのは、金利が高くうまくいけば利息を沢山もらうことができるというのが理由となっています。
今現在では、外貨預金の定期預金なども続々と出てきているので多くの方が利用している資産運用方法です。

金投資

金投資は名の通り、金に対して投資をすることです。
金を買い、金の相場が高くなった時に売却をすると利益が発生します。
それを繰り返していくのが金投資となっています。
仮に金1gが3,000円の時に購入し、1年後6,000円になった場合3,000円の利益が発生します。
金を購入した時に何gの金を購入しているかで利益率が変動してきます。
金は毎日価格が変動しますが、数百円と大きく変動することは滅多にありません。
そのためローリスクとなっていますが、年月を掛けて投資を続けていかないとローリターンとなるのです。
もちろん、マイナスになってしまうこともあるのでお気を付けください。

債券投資

債券とは、国や企業などが投資をしてくれる人からお金を借りる時に発行される証明書のことです。
債券投資とは、このお金を貸した相手から利子を受け取ることを指しています。
仮に100万円を投資した場合、数万円の利益と「償還日」と言われる期日に投資した100万円が戻ってくるという仕組みになっています。
債券の発行先が有名企業や国相手ならば比較的ローリスクで投資を行うことができます。
リスクを挙げるならば投資先が倒産してしまった場合に元本や利子が戻って来なくなるといった点や、償還日の為替状況により「為替差損」と言われている損をしてしまう可能性が0ではないということです。

アンティークコイン投資

アンティークコインとは、100年以上前に発行されている外国のコインのことを指しています。
このアンティークコインが投資に使われる一番の理由は「コレクター」というコインを集めている人々が存在するということです。
アンティークコインの市場が存在しますが、そこではコインの総数を明確に把握するための仕組みがあります。
仮にアンティークコインのコレクターが減ってしまった場合でもコインは決められた数しか存在しないので値崩れしないのが大きなメリットです。
そしてコレクターが増えた場合、コインの総数は決まっているためコインの価値が上がるという投資方法となっています。

ミドルリスク・ミドルターン

「ミドルリスク・ミドルターン」は「ローリスク・ローリターン」よりも多少大きなリスクを背負い、多少大きなリターンを得るということです。
ミドルリスク・ミドルリターンから知識が全く無いままで挑戦をすると利益が出ずに、マイナスになってしまう可能性が高くなってきます。
しかし、選んだ投資方法の知識を蓄えることでマイナスの可能性を減らすことも十分に可能なので資産に余裕がある人は挑戦してみても良いかもしれません。

投資信託

投資信託とは、投資のプロに自分自身の資産を投資することで自分の代わりに投資のプロが資産を運用してくれるという投資方法です。
自分自身に投資の知識がない人や、資産が少ない人にはうってつけの投資方法となります。
しかしデメリットとしてはまず、プロに運用を任せるということで手数料を引かれてしまいます。
手数料の金額は証券会社によって変動するのでより良い場所を選ぶと良いでしょう、
次に価格が変動するものなのでプロとは言えマイナスになってしまう可能性も0ではないということです。
元本保証が無いので自分で投資をして結果を出したいという人には向いていない投資方法となります。

株式投資

株式会社と呼ばれる企業は投資家やその他の人から資本を投資してもらっています。
その資本を自分自身が証券会社を通して投資することを指しています。
リターンとしては、株価が安い時に購入して株価が値上がりしたら売却をするという値上がり益を受け取ることができます。
そして企業が利益を出した時に株を所有している人に対して配当金を配ることもあります。
リスクは株価は上がることが約束されているわけではないため、値下がりでのマイナスや倒産してしまった場合には投資金を全て失ってしまう可能性があります。

不動産投資

不動産投資は簡単に言うと、「家賃収入」で得る収入や「物件売却」によって発生した差益を得る投資方法となります。
家賃収入は大きく分けて「ワンルーム投資」と「1棟買い投資」が存在します。
名の通り、マンションの1室を購入して他の人に貸して利益を得るワンルーム投資と、マンションやアパートを1棟購入し、大きな利益を得る1棟買い投資となります。
ワンルーム投資は投資資金は少額になりますが、1部屋分の家賃収入しか得られません。
1棟買いは投資資金が莫大ですが、その投資で大きな利益を得られる可能性を秘めています。
物件売却は2000万で購入した物件が3000万になれば1000万にの差益が生まれるためこれが利益となります。

REIT

REIT(以下リート)は投資家達から集めた資金でオフィスビルや商業施設などの不動産を購入して家賃収入や売却時の差益を得る投資方法です。
不動産投資と似ていますが、不動産投資は自分一人で資産を投資するものですがリートは自分以外の投資家と合同で投資をするという大きな特徴があります。
そして、投資信託のようにプロの投資家がいるので初心者でも参入しやすいのです。
数万円から投資することができるのに対し、換金性も高くなっています。
リスクは災害が起きた際に配当金の減少が起きてしまうことなどの配当金減少のリスクがつきまといます。
ミドルリスク・ミドルリターンの中では比較的挑戦しやすい投資方法となっています。

ETF

ETFは投資信託と内容はとても酷似しています。
投資信託との大きな違いは、上場しているか上場していないかの差です。
これだけを聞くと、なにが違うのだろうと感じるかと思います。
その差で生まれる大きな違いは、上場しているETFの場合は株式と同じく相場の値動きに応じて自由に売買することができるということです。
簡単に説明するとETFは市場価格を見てリアルタイムで売買を行いたいという人に向いてる投資方法となっています。

iDeCo

iDeCo(以下イデコ)は最近になって銀行もオススメをしてくるほどの投資となりました。
内容は若いうちから長期的に自分で資産運用を行い、老後に年金と共に受け取るか一時金として受け取るかを選べるといった投資方法となります。
イデコは投資金が所得控除の対象になることや運用にて得た利益が非課税になるなど様々なメリットがあります。
デメリットは、一度始めたら60歳まで引き出すことができないことや、手数料が掛かるなどがあります。
すぐに手元にお金は入ってこないが、老後のために運用をしたいという人には向いている投資方法となります。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングはあまり知られてはいませんが、一番シンプルな投資方法です。
内容は、お金を借りたい人や企業に対して、お金を貸したい人や企業が投資をしてあげるという投資方法です。
最近では人気になってきている「クラウドファンディング」というものに似ています。
利益を得る方法は貸したお金が返済された時に分配金が発生するのでその分が利益となります。
分配金として配られる利息分も定期預金などに比べると高くなっているのでリターンがしっかりしています。
逆に最大のリスクは投資先が資金返済できず、投資した分の資金が戻ってこないということです。
投資先をしっかりと見極めた上で投資をするのがとても重要になります。

外貨建MMF

外貨建MMFは円を外貨に換金し国債や企業の社債を対象とした投資信託です。
最低1万円から投資を開始できるということや、積み立てでの投資も可能としていることから初心者の人々にも人気となっています。
他にも人気の理由として、利率が良いことや売買手数料が無料など投資をする人にとって低コストであることが人気の秘訣となっています。
その反面、価格変動があるため、マイナスになってしまうリスクがあるというのがデメリットとなります。

ハイリスク・ハイリターン

「ハイリスク・ハイリターン」は「ミドルリスク・ミドルターン」よりも大きなリスクを背負い、大きな利益を得るということです。
今までの「ローリスク・ローリターン」や「ミドルリスク・ミドルターン」のように初心者が簡単に始めることができるというようなことはありません。
最低限の知識を持った状態でやっとスタートラインに立つことができます。
仮にマイナスになってしまった場合でも感情的にならず冷静に状況判断ができる人には向いている投資方法だと言えます。

FX

FXは外国為替取引の価格変動を利用した投資方法となります。
FXは外国の通貨の為替を利用して取り引きを行う投資方法です。
基本的には安い時に買い、高い時に売却をするのような逆の作用が働いた時に利益を得ることができます。
FXでの最大の特徴は、自分自身が投資しようとしている金額の2から25倍の買い付けをすることができます。
投資金額の25倍で利益が出た場合にはとても大きな金額になります。
しかし、その逆で利益が出ずにマイナスになってしまうという大きなリスクもあるので指標を読めるようにしておかなくてはなりません。
「指標がこのような動きをしているから今買うべきだ」、「この後アメリカで大きな発表があるから今はまだ待機をするべきだ」などのように状況判断がリアルタイムで必要になります。
集中力があれば短時間で大きな利益を得ることができるが、リスクも大きいということを覚えておくといいでしょう。

仮想通貨投資

仮想通貨投資は「ビットコイン」が出た時から流行した新たな投資方法です。
投資をする手順はFXなどと変わりはありません。
なぜここまで人気を得たのかというと、100円というとても少ない資金から投資ができるということや価格が大きく変動することがあるため、一瞬にして大金を得ることができる可能性を十分に秘めているということです。
ですがやはり美味しい話だけではありません。
大きく変動するということは下振れも必ずあるということです。
ビットコインの特徴としては暴騰した後にはほぼ100%で大きく下落をするということです。
高値の時に購入してしまうと大きなマイナスになってしまいます。
だからこそ、「損切り」というものがあるのですが、ビットコインは価格変動が大きいため、損切りをする前にある程度我慢しなくてはならないのです。
そしてなによりも大切なのはチャートを読めるようになることでマイナスになる可能性を少しでも減らしておくべきなのです。

先物取引

先物取引も基本的にはFXと似ています。
何が違うのかというと、通貨を取り扱うのではなく先物取引は決められた日に決まった商品を決まった金額で売買する投資方法です。
FXのようにリアルタイムで売買を繰り返していくわけではないのです。
しかしFXと同じようにレバレッジ取り引きをすることができます。
このレバレッジのおかげで、少ない資金で大きな資金を得られる可能性があるというのが先物取り引きの魅力とも言えます。
FXよりも長いスパンでチャートを読む必要があるので知識はとても大切な要素となります。
他の投資同様、逆の作用が働いた時には大きなマイナスとなってしまう可能性あるので十分注意して投資をするようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。
3段階のうちそれぞれの投資方法をご紹介しました。
「ローリスク・ローリターン」を見たあとに「ハイリスク・ハイリターン」を見るとその差は歴然です。
自分自身の資産と向いている投資方法をしっかりと考え、参加する際にはある程度の知識をつけてから行うようにすることをオススメします。

初心者にオススメな投資方法

投資を初めて挑戦するという人は、仕組みがわからないと参加しずらい世界となっています。
「何から始めたらいいのかわからない」、「マイナスにならないためにはどうしたらいいか」など悩む理由は様々です。
そこで今回紹介した投資方法の中から初心者にオススメする投資方法をご紹介していきます。

外貨預金

外貨に馴染みがある人は少ないかと思いますが、ローリスク・ローリターンの中でも簡単に始められるのが外貨預金です。
ネット上や銀行でも簡単に外貨預金を始めることもできます。
日本の預金に比べて数倍も利息が大きいことから、預金をする金額によってはリターンが大きくなる可能性も秘めています。
外貨預金を始めたいけれど詳しくないという人は銀行に行けば外貨預金に対しての相談を受け付けている場所もあります。
ローリスクだからこそ、お金が減る心配が少ない外貨預金ですので是非一度チャレンジしてみると良いでしょう。
一度経験をしてしまうと仕組みがわかり、次が簡単になると思います。

金投資

金の価格は毎日変動します。
インターネットで金の価格は毎日更新されているのでFXなどのようにチャートと睨めっこをする必要がありません。
「安い時に購入して、高い時に売却する」という鉄則さえ守っていればリスクは大きく軽減することができます。
1日単位で大きく価格が変動することがほぼない金だからこその悩みもあるかと思います。
購入した当日から1週間掛けて価格が下がってしまっているなどの時にどうするべきか悩むかと思います。
チャートを読むことができる人はチャートを頼りに損切りをするか考えても良いかもしれません。
そうではない人は近くの買取業者にその金を持っていき、売らずに今後金の価格はどうなるのかを聞くことができます。
専門の方の意見ですので参考にはなるかと思いますが全てを鵜呑みにしないようにしましょう。
時間を掛けて価格が戻る可能性も十分にあります。

投資信託

ミドルリスク・ミドルリターンの投資信託です。
初心者オススメの理由はやはり、自分自身が運用するわけではなく運用のプロが資産運用を代わりにしてくれるということが大きく関わっています。
少額からでも投資を行うことができ、リスクの分散をすることができます。
選択肢が豊富ということは 1つの価格が下がってしまった場合でも他が上昇していればマイナスにはなりません。
そしてそれを運用しているのはプロだからということです。
投資信託のことがよくわからないという人はSBI証券どの大手証券会社がインターネットにて詳しく紹介しているので参考にしてみると良いかもしれません。
人気とされている証券会社は「SBI証券」や「松井証券」、「楽天証券」などが挙げられます。

REIT

リートも投資信託と似ており、基本的にプロが運用します。
初心者にオススメの理由は少額から投資を始めることができるという理由と、分配金が高いということです。
不動産投資を自分自身で行うのは大きな資産が必要となるところ、リートは数万円から投資を始めることができます。
そしてリスクを軽減するために複数の不動産に分散して投資をすることが可能です。
よくわからないという人でもプロが的確なアドバイスをしてくれるので安心です。
仕方のないことですが、リートはある意味不動産投資でもあります。
そのため、自然災害などにめっぽう弱くなっています。
しかしそうなった場合でも莫大な金額のマイナスが出るわけではないので、初心者でも比較的簡単に投資を始めることができます。

株式投資

株式投資は投資の王様とも言える存在です。
初心者にオススメの理由は、この株式投資の仕組みをしっかりと覚えることができたのなら他の投資にも知識として役立つからです。
そして株式を発行している企業はとても多いため、様々な企業から自分で分析して投資を行うことができます。
配当に関しても、配当金以外に「株主優待券」などの配布もあるので日々の暮らしを豊かにすることができます。
インターネット上にも株式投資について詳しく説明しているサイトも沢山存在しているので、様々なサイトから知識を蓄えて投資を開始してみると良いかもしれません。
ミドルリスク・ミドルリターンに分類される株式投資ですのである程度勉強をしてから望むようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
投資で有名なのはやはり「FX」や「仮想通貨」、「株式投資」となるでしょう。
しかしこれらはリスクが大きくなる場合があるのです。
投資を本業とするのであれば、最初からミドルリスク・ミドルリターン以上のものを勉強して投資を初めてもいいかもしれません。
とりあえずは副業で始めたいという人は、せめてミドルリスク・ミドルリターンまでのものから少しずつ挑戦をしていくことをオススメします。
難しいと思われがちな投資ですが、仕組みを理解することでとても有意義に投資をすることができます。
「不労所得」の醍醐味とされる投資ですが、是非この機会に始めてみてはいかかでしょうか。

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