起業

自分は起業に向いている? 向き不向きを克服して起業を成功させるための秘訣をご紹介します!

「起業をしてみたいけど自分は向いていない」、「起業をして人の上に立つのは向いていないかもしれない」など起業をすることに前向きではない人はたくさんいるのではないでしょうか。
今の時代、起業は誰もかできるハードルの低いものとなりました。
しかし、起業をしてから10年間以上経営を継続させられているのは全体の約6%となっています。
簡単に起業はできるが、簡単ではないのが起業なのです。
今回は企業に向いている人と向いていない人はどのような人が該当するのか、向いていない人でも起業をすることができるかなどをご紹介していきたいと思います。
起業をしてみたいと考えているのであれば、人生一度きりですので挑戦してみても良いかもしれません。

起業に向いている人

まずは、起業をすることに向いている人をご紹介していきましょう。
今現在ある大企業の創業者もこの向いている人に該当している人が多くなっています。
だからこそ、この記事を読んで向いている人に該当したら起業にチャレンジしてみてもいいかもしれません。
ではご紹介していきましょう。

考えたらすぐ行動を起こせる人

まずは、「考えたらすぐ行動と起こせる人」です。
起業以外にも普段の生活の中で、考えていることをすぐに行動に移せる人とそうではない人に分かれます。
起業は行動力がとても大切となります。
多くの大企業の創設者は考えて結論が出る前に行動を開始しているというお話はよくあるくらいです。
いわゆる「天才」と呼ばれる人は大企業の創設者のように考えるよりも先に行動を起こせる人がいるかもしれませんが、一般的にはしっかりと仮説を立てて結論が見え隠れしたところで行動を起こすことです。
とにかく動くということができる人は起業をすることにおいて典型的に向いているとも言えます。

負けず嫌いな人

次に、「負けず嫌いな人」です。
多くの創設者は皆負けず嫌いです。
負けず嫌いの場合、「絶対にあの企業には負けない」や「必ずできるから大丈夫だ」と考えられることが起業に向いているとも言えます。
起業は甘い世界ではなく、いつになっても困難が立ちはだかります。
だからこそ、負けず嫌いであり強い気持ちを持っている人が起業をすることに向いているのです。

諦めが悪い人

次に、「諦めが悪い人」です。
起業には社会に認められるアイデアが必要となります。
最初に考えついたアイデアで経営が順調になるということは滅多になく、基本的には常に新しいアイデアを考えていかなくてはいけません。
最初に考えていたアイデアでうまくいかなかった場合に、諦めてしまう人と試行錯誤を行って諦めずに新たなアイデアを考える人によって向き不向きが変わってきます。
諦めずに試行錯誤を行い、新たなアイデアを出せる人は結果を出すことに目標があるため起業をすることに向いていると言えます。

社会を変えたいと考えている人

次に、「社会を変えたいと考えている人」です。
このような人の代表例は「政治家」が該当します。
政治家を目指す人々は当選するまで政治においての収入は全くありません。
しかし、政治家を目指している人々は本気で社会を変えていきたいと考えており、そのために全力で自分をアピールします。
しかし、社会を変えたいというのは決して政治家だけの仕事ではありません。
一般の人でも起業をすることによって社会に大きな変化をもたらすことができるのです。
だからこそ、新たなアイデアを持って起業をすることで社会全体を変えていきたいと本気で考えている人は起業をすることに向いていると言えます。

今のやり方は違うと考えられる人

最後に、「今のやり方は違うと考えられる人」です。
起業をする前、どこかの企業で正社員で働いている時に「このやり方は間違っているのではないか」と考えたことはありませんか?
多くの人の場合は、間違っていてもそれが仕事だからという考えを持ちそのまま業務を遂行します。
間違っているのではないかというその「なぜ」を考えられる人は、間違っていない方法を考えるはずです。
昔のやり方ではなく、今を生きる自分だからこそ考えられるやり方を見つけて実行できると考えられる人は起業に向いているとも言えます。


では次に起業をするすることに向いていない人をご紹介していきましょう。
向いていないから起業をすることを諦めようという結論に至るのではなく、どうしたら向いている人間となれるかを考えることで今現在の自分に対しての改善点を見つけることができるかもしれません。
では、ご紹介していきましょう。

責任感が無い人

まずは、「責任感が無い人」です。
どのような立場であれ、仕事をするということは責任がつきまといます。
責任感が無い人の多くは、何か問題があった場合に人の責任として押し付けようとする傾向があります。
直接責任を押し付けない場合でも頭の中では「あの人のせいで自分が謝ることになった」と考える人が多いでしょう。
そのような考え方を「他責」と言いますが、今までの人生の中でこの他責を繰り返してきた人は癖となってしまっている場合が多く、起業には向かないであろうと考えられます。

失敗した場合を考えすぎてしまう人

次に「失敗した場合を考えすぎてしまう人」です。
起業をする場合はどのような人でも成功するイメージを持っているはずです。
しかし、起業をする直前や準備期間に「失敗したらどうしよう」や「失敗するかもしれない」と考えている人は起業に向いていないを考えられます。
起業をして経営を継続させていくことは決して簡単なことではありませんが、起業をする前からネガティブな考えが先行してしまう人は起業には向きません。
ポジティブに考えると「危機感を持って仕事を考えることができる」ということになりますが、危機感のイメージが強すぎて大胆な決断ができないことによって起業した場合でも倒産してしまう可能性が高くなります。
だからこそ、失敗のイメージを強く考えてしまう人は起業には向いていないと考えられます。

起業を逃げの選択肢と考えている人

次に「起業を逃げの選択肢と考えている人」です。
今現在どこかの正社員で働いているとしましょう。
起業をしたいと考える理由が「人間関係がうまくいかない」や「休みや給料が少ない」、「出勤時間が身体に合わない」のような場合、それは正社員から逃れるための言い訳となってしまいます。
起業はなにかをするための目的ではなく、手段であり起業をしたからといって正社員の頃の起業をしたいと考える理由からは逃れることができません。
どちらかと言えば、起業をした場合の方が全てを自分自身が管理しなくてはならないため今まで考え付かなかった困難な壁にぶつかることが多くなります。
だからこそ、逃げの選択肢として起業を考える人は起業に向いていないと考えられます。

目先のことしか考えられない人

次に、「目先のことしか考えられない人」です。
なぜだか、「起業をするとお金持ちになることができる」というイメージを持つ人が多くなっています。
しかし実際にお金持ちになっている人は様々な困難を乗り越え、企業としての仕組みを作り上げたからこそその対価としてお金持ちとなっているのです。
起業をして商品が売れれば今よりはお金持ちになれると目先のことしか考えられない人は、それ以上の結果を出すことが難しくなってきます。
今現在より収入が増えることでそこで満足してしまう可能性が高いからです。
だからこそ、目先の収入ばかり考える人は起業に向いていないと考えられます。

アイデアを考えることを辞めてしまう人

最後に、「アイデアを考えることを辞めてしまう人」です。
起業をするにあたって、最初に必ずアイデアが必要となります。
仮に、起業前に考えていたアイデアが社会に認められて経営が順調になったとしましょう。
新たなアイデアによって社会に認められることによってある程度の収益を作ることは可能です。
しかし、最初のアイデアがうまくいったからといってそこで新たなアイデアを考えるのを辞めてしまうのは間違いです。
時代は常に移り変わっているからこそ、次のアイデアを考えていないと時代に取り残され、その先にあるのは倒産となってしまうからです。
だからこそ、成功したからといって新たなアイデアを考えることを辞めてしまう人は起業に向いていないと考えられます。

起業をする前にしておきたいこと

ご紹介したように、起業には向き不向きがあります。
向いている人よりも、向いていないと紹介した人の方が的中率が高くなっています。
では、起業をしたいと考えているけれど自分が向いているか向いていないかがわからないという人のために起業をする前にしておきたいことをご紹介していきます。

今までの実績を再確認する

まずは、「今までの実績を再確認」するということです。
年齢が若すぎる場合は該当しない話となりますが、社会人経験があるという人は必ず仕事をしてきた上で自分はどのようなことをしてきたのかという実績があるかと思います。
その実績を再確認してみましょう。
それぞれの企業にや職種によって実績はそれぞれの人によって変化してきます。
代表例を出すと「デザイナーとして様々なデザインを手がけてきた」のようなわかりやすい実績が存在しています。
デザイナーであればポートフォリオを作成し、様々な人に評価をしてもらうことによって自分自身のデザイン力はどのレベルなのかを再確認することができます。
幸い、今現在の世の中ではSNSが流行しているのでSNSにアップして見ず知らずの人からどのような反応が来るのかを見てもいいかもしれません。
代表例としてデザイナーをご紹介しましたが、このように目に見える形のものだけが実績ではありません。
例えば、「チームリーダーとしてプロジェクトを成功させた」や「課長として部下の面倒をしっかり見てきた」、「営業成績はトップではないが満足度はトップだった」などの目に見えないような実績も存在します。
このような場合はポートフォリオを作成することが難しいので、自分の言葉でしっかりと相手に伝えられるようにすれば様々な人に評価をしてもらうことができます。
このように、今まで自分が行ってきた全ての実績を再確認することで自分は本当に起業をするべきなのかということを見つめ直すことができます。

フリーランスとして活動してみる

次に、「フリーランスとして活動してみる」ということです。
起業をしてみる前に、実際に自分のアイデアが社会にどれだけ通用するのかをフリーランスとなって体験してみるというのも一つの手ではないでしょうか。
わかりやすいようにこちらも「デザイナー」のフリーランスとしてご紹介します。
フリーランスとなった時点で、顧客は0からスタートします。
訪問営業やテレアポ、人脈などを利用して顧客を集めます。
そして実際に仕事を得ることができた場合は100%の力でデザインをしてみるべきです。
そのデザイン能力やデザインに対しての新たらアイデアがお客様や社会に認められた場合、横の繋がりなどで更に受注数は多くなっていくでしょう。
その反面、「仕事を取ることができない」や「単発の仕事ばかりで安定しない」、「クレームをもらってしまった」などの壁にぶつかることがあります。
その時に自分自身がどう行動をするかを第三者目線で見てみましょう。
諦めずに新たなアイデアを取り入れ、集客や仕事を行うかそうではないかで自分自身が本当に起業をするべきなのかどうかを見つめ直すことができます。

セミナーに通ってみる

最後に、「セミナーに通ってみる」ということです。
今現在多くのセミナーが毎日様々な場所で開催されています。
「起業応援セミナー」などの起業に関するセミナーも存在しているので、そのような場所に自分から通ってみるということが大切です。
そのセミナーで講演をする人はある分野において専門的な知識を持っている人が多くなっています。
自分自身が考えている起業に対してのイメージと専門的な知識を持っている人が考える起業のイメージは大きく異なる場合が多いのです。
自分では考えつかなかった新たな起業アイデアを入手できる可能性も秘めているので参加してみて自分自身が起業をするべきなのかどうかを考えることができます。
余談ですが、最近では「セミナー」を装ってマルチ商法など悪いことに巻き込もうとするセミナーが存在しているということも事実です。
そのようなセミナーに引っかからないようにあらかじめしっかりと調べた上で参加することをオススメします。

起業に向かない人は100%起業はしないべきか

最後になりますが、「起業に向かない人は100%起業はしないべきか」という点に触れていきます。
答えは「NO」です。
自分自身の向かないとされる理由に該当する部分を直すことができる場合は、起業に向いている人になり得る可能性があるからです。
起業をしたいのであれば、起業に向かないとされる理由に対して向き合うことで改善できるかもしれません。
だからこそ、「向いていないから諦める」というわけではなく、「向いていないけれど、どうしたら起業を成功させることができるか」という意識を持つことが大切となるのです。
そのような意識を持つことができれば、今まで見えていた世界とはまた違った世界を見ることができ、考え方も変わるという可能性は十分にあります。
だからこそ、起業をしたいと考えたのであれば最低限「諦めない」という強い心を持つようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回は起業に向いている人と向いていない人について詳しくご紹介しました。
起業をしたいと考えている人で向いている人に該当した人は成功する可能性が少しだけですが上昇するでしょう。
だからこそ、その起業をしたいという初心を忘れずに行動を起こし、様々なことにチャレンジしてみると良いでしょう。
起業をしたいと考えている人で向いていない人に該当した人は、諦めてしまう前に「自分は本当に起業するべきか」をもう一度考え直してみましょう。
その結果がまだ「起業をした」というのであれば改善を行い、起業にチャレンジしてみると良いでしょう。
起業をするチャンスは全ての人に平等にあります。
だからこそ、思い切ってその世界に飛び込んでみるのも最初の行動となり、良い結果を生むかもしれません。

人気記事

1

会社設立を初めてする方は、きっと会社設立の手順で悩むことが多いと思います。そもそも手順以前に何をすれば良いかすら把握できていないことも多いでしょう。 そこで、今回の記事では、会社設立の手順について解説 ...

2

コロナ禍ということもあって、自宅でもできる仕事をお探しの方も増えています。そこで、自宅で始められる在宅副業の3つ目のメリットと注意点について解説していきます。外で働くよりも自由な時間を確保しやすく、自 ...

3

ついに転職先が決まり、無事に業務の引き継ぎも終了。新しい職場にワクワクしつつ入社してみたら、思っていたものとまったく違く「失敗した!」と感じ、後悔する人は多いです。失敗したと思っても、すぐに転職するこ ...

-起業