転職

転職のハードルは高くない!転職前に知るべき3つのポイント

「自分が転職できるのだろうか」と不安を抱えて、なかなか実行に移せない人は多いのではないでしょうか。しかし、転職の決して難しいものではありません。新型コロナウイルスの影響が出るまで、転職者の数は増加し続けていました。

現在の転職市場は、様々な理由から求職者にとって有利な環境になっています。転職のハードルは下がってきているといえるでしょう。転職に際してのポイントやコロナ禍の転職事情を含めて、解説していきます。

1.現在の転職市場は求職者に有利

1-1.少子高齢化による「売り手市場」

求職者にとって追い風になっているのが、少子高齢化による労働力人口の減少です。

日本は少子高齢化によって、人口減の時代に突入しています。働ける人の数が年を追うごとに減少していくため、企業は人材を奪い合うかたちになります。そのため、すでに企業と求職者の関係は「売り手市場」に変化しているのです。

とくに顕著なのが中小企業です。新卒採用のデータではありますが、従業員規模300人未満の企業の求人倍率は9.91倍(2019年卒)、8.62倍(2020年卒)と推移していました。

※2021年卒はコロナ禍の影響で3.40倍とイレギュラーに大きく変動
参考:リクルートワークス研究所「ワークス大卒求人倍率調査」https://www.works-i.com/research/works-report/item/210427_kyujin.pdf

求人倍率9.91倍は、約10社で1人の求職者を取り合うような状況です。優秀な人材には複数のオファーが来ることも珍しくないのです。

1-2.「35歳の壁」は壊れつつある

特定の年齢を越えると転職が難しくなるといわれます。そのなかでもよく指摘されるのが「35歳の壁」です。

30代中盤になると、転職市場ではマネジメント経験やプロジェクトリーダーなどの経験が求められます。企業もこの年代は「即戦力・幹部候補」として採用することが多かったため、「35歳」を境目にして転職が難しくなると言われるのです。

しかし前述のとおり、日本は少子高齢化が進んでいるため、企業の年齢ピラミッドも高年齢化しています。2025年4月からはすべての企業に「65歳への定年の引き上げ」「定年廃止」「65歳までの継続雇用制度」のいずれかが義務づけられ、企業は多くの高年齢層を抱えることになります。

社内の平均年齢が上がれば、相対的に30代も若手として扱われます。今までの会社では中堅だったのに異業種へ転職したら若手扱いされた、なんてことも十分に起こりえるのです。

2.転職活動の前に知っておくべき3つのポイント

2-1.自身の市場価値を知る

自己評価と転職市場での価値に乖離がある人は、転職活動でつまずきがちです。

例えば、年収を上げるために転職活動を行ったけれど、自身のスキルや経験がそれに見合っていない場合は転職活動も難航するでしょう。年収を上げるには、それなりの経験やスキルなどのアピールポイントが必要となります。

まずは、自分にどれくらいの市場価値があるかを見極めることから始めましょう。

2-2.転職理由はポジティブに

「今の会社に不満があるから転職したい」と思うのは、自然な理由です。しかし、志望動機として伝える際は、ポジティブな目標を掲げなければいけません。漠然と「嫌だから辞めた」では、企業は「うちでもすぐに辞めてしまうのでは」と不安になってしまうからです。

「つまらないから辞めた」ではなく、「人の役に立つ仕事がしたいから転職を志した」といった具合にポジティブに言い換えましょう。

2-3.転職の時期を意識する

プロジェクトのスタートや退職者が増える時期に、企業は人員補充を行います。節目に合わせて新戦力を補充するため、3月と9月は求人が増える傾向にあるのです。

逆に、求人が減る時期もあります。例えば、5月は新入社員の育成と長期休暇がある関係で、12月は年末進行と休暇の都合で、採用活動が停滞します。

求人の数が増えれば、希望とマッチする企業が見つかる可能性も高まります。自身の都合だけでなく、企業側の都合も考えて転職を意識してみると成功に近づくでしょう。

3.コロナ禍の転職事情

3-1.転職者数は10年ぶりに減少

コロナ禍でいまの会社に不安を感じるなどして、転職を考えている人が増えています。ある民間の調査では、コロナ禍で転職を考えた人は回答者のうち8割を占めたといいます。
参考:https://i-myrefer.jp/corp/download/150/input

一方で、厚生労働省「労働経済の分析」によれば、2020年の転職者数は319万人で前年度から32万人減少しています。減少に転じたのは、10年ぶりです。
参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/wp/hakusyo/roudou/20/20-1.html

これは求人の数が減ったことも大きいのですが、逆に言えば他の人が動かない今こそ狙い目といえるかもしれません。

3-2.大企業への道のりは厳しい

転職のハードルは下がっているとはいえ、コロナ禍によって大手志向が高まり、競争が激化しています。

前述のリクルートワークス研究所の調査によれば、従業員数1000~4999人の企業を希望する学生は前年比29.1%増、従業員数5000人以上の企業を希望する学生は前年比51%増と大幅に増加しています。

コロナ禍にあって安定を求める心理から、大企業への転職は狭き門となり、相応のスキルや経験が求められるでしょう。

3-3.好調な業界を見極める

飲食業や観光業の苦境は連日のように報道されています。その一方で、ゲーム業界は巣ごもり需要によって特需といわれるほど利益を上げています。

コロナ禍によって経済全体が低迷していると考えがちですが、この状況が追い風になっている業界も少なからず存在します。自身のスキルや経験と照らし合わせ、求人を探してみるとよいでしょう。

4.まとめ

日本の人口減は数十年単位の問題であり、基本的には転職のしやすい「売り手市場」のまま推移するでしょう。

一方で「大手志向」の高まりも見て取れ、コロナ禍で低迷している業界も少なくありません。転職の際は、しっかりと業界と企業を見極める必要があります。

転職は決して難しいものではありません。しっかりと準備をすれば、あなたにあった会社が見つかるはずです。

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