昔から本業の収入が少ないからという理由で副業をしている場合や、最近のパンデミックであるコロナウイルスの影響によって仕事が減ってしまった場合や在宅となったことによって副業を始めたという人もいるということで、昔に比べると副業は私たちに近い存在となりました。
日本の企業は、「本業に支障をきたす」や「税金関係で面倒がある」などの理由により副業を禁止していることが多くありました。
しかし、先ほど紹介したコロナウイルスの影響やインターネットがより盛んになったからこそ副業は多くの人がしているという現状となっています。
副業には様々な種類があり、それぞれの人が自分自身に合った副業を選んで実行しています。
今回はその中でも「投資運用型」と呼ばれている副業についてご紹介していきます。
投資運用型副業とは?
では、まず「投資運用型副業」とはどのようなものなのでしょうか。
この投資運用型とは、基本的に投資を行うことで収入を得るという副業の種類を指しています。
例えるならば「株式投資」や「投資信託」のことを指しています。
投資運用型副業は元々の貯金や本業で稼いだ分の収入で得た資産を投資することによって収入を得られるという仕組みとなっているのです。
投資運用は昔から存在していましたが、そこまで多くの人は手を出していない世界でした。
しかし、インターネットが盛んとなった今は勉強をする方法も増えたので若い人から高齢の方までたくさんの人々が投資にチャレンジしています。
初心者が投資をしても成功しないとよく言われていますが、それは投資について少しも勉強をしていない人がギャンブルとして投資を行うことがあるからです。
しかし投資とギャンブルは全くの別物であり、投資運用型副業として毎月しっかりと収入を得ている人もいるのです。
投資の知識やスキルを所持している人は比較的投資運用の副業を始めやすいかと思いますが、知識やスキルがない人は勉強をしなくてはならないためハードルは高くなっています。
投資運用型副業をするまでの準備
では、実際に投資運用型副業を始めるとなるとどのような準備をする必要があるのでしょうか。
副業を始めること自体は誰もが簡単にできますが、冒頭でご紹介したように本業の規定によって副業が認められない場合もあります。
だからこそ、事前に自分自身が投資運用型副業をするための準備が必要となるのです。
細かいところまで考えてしまうと、とてもたくさんの準備が必要となってしまうので今回は代表的な準備事項をご紹介します。
本業の企業が副業を許しているか確認する
まずは、「本業の企業が副業を許しているか確認する」ということです。
投資運用は副業ではなく資産運用だと解釈をしている企業もあります。
しかし、投資運用をして得た収入はある程度の金額を超えた場合は確定申告をしなくてはなりません。
確定申告をするとなると自分自身でするか、あらかじめ本業の企業に説明をする必要があります。
本業の企業に内緒で投資運用をして収益を継続して得ていた場合、税金の計算などでバレてしまう可能性もあるのです。
だからこそ、あらかじめ投資運用は副業に含まれるかどうかを本業の企業に確認する必要があるのです。
内緒で投資運用を行い収益を得て、自分自身で確定申告もしない場合には「脱税」となってしまう可能性もありますので十分気をつけるようにしましょう。
投資運用型副業をする目的を再確認する
次に、「投資運用型副業をする目的を再確認する」とうことです。
投資運用型副業をする場合、あくまで投資なので資産が減ってしまう可能性もあるのです。
自分自身に合っているのは本当に投資運用型副業であるのかをもう一度再確認することがオススメです。
投資の知識やスキルがあり、「本業の終業以降の時間に副業を行いたい」や「休日にがっつり収入を得たい」という人にはいわゆる「不労所得」ともなるので非常に向いているかと思います。
逆に投資の知識やスキルがなく、「少し勉強をすれば大丈夫だろう」や「貯金はあるから大丈夫だろう」というような安直な考えで投資運用型副業を行うと痛い目に合ってしまう可能性があります。
どちらの場合でも安定して稼ぐことができるのは「時間労働型副業」や「成果報酬型副業」となり、リスクを追うことが厳しいとされる人にはあまり向きません。
様々な投資運用型副業の種類を確認する
次に、「様々な投資運用型副業の種類を確認する」ということです。
投資運用型副業の中にもたくさんの種類の投資が存在しています。
その中から、自分自身に合っていると考えられる投資方法をあらかじめ確認しておくことが大切となります。
多くの人が投資と聞くと、「株式投資」や「投資信託」、「FX」のような代表的なものしか思い浮かばないかもしれません。
しかし、投資にはリスクがあるということで、「ローリスクローリターン」や「ミドルリスクミドルリターン」、「ハイリスクハイリターン」とそれぞれのリスクに合わせて様々な種類が用意されているのです。
株式投資や投資信託は「ミドルリスクミドルリターン」、FXは「ハイリスクハイリターン」となっています。
自分自身の資産をよく確認した上で、投資として使える資産を算出しましょう。
そして、様々な投資のリスクとリターンをしっかりと理解して始めることが良いでしょう。
実際に投資運用型副業を探してみる
次に、「実際に投資信託副業を探してみる」ということです。
先ほど紹介した投資運用以外にも「NISA」や「ポイント運用」など様々な投資方法があります。
そして、自分自身に合う投資運用の方法を見つけたら実際に「どのようなサイトを経由して投資を行っていくか」、「どのような証券会社を利用するか」などを調べていく必要があります。
実際に探し始めてみると同じ投資内容でも手数料の金額が違う場合や入出金方法が違うなどの小さな違いはたくさんあります。
そのため、どこを経由するかによって投資運用型副業の成功率は大きく変わってくるのです。
投資の勉強をする
最後に、「投資の勉強をする」ということです。
先ほどから何度もご紹介しているように、投資とギャンギャンブルは全くの別物です。
そのため、投資運用をするに勉強をしなくてはなりません。
投資は稼ぐこともできますが、同時にリスクも背負っています。
副業として投資運用をしたのにも関わらず、マイナスになってしまったというようなミスは誰もが経験したくないはずです。
だからこそ、しっかりと投資運用の勉強をしてから始めるようにしましょう。
投資運用型副業の種類
では次に、「投資運用型副業の」種類についてご紹介していきたいと思います。
投資運用型は投資に成功すると、投資金額に相当した配当金がもらえることで収入を得ます。
多くの投資の場合「安い時に買って、高い時に売る」というセオリーが存在しています。
それぞれの投資によってリスクの大きさも変化しますが、投資内容も全く違ったものもあります。
ではそれぞれの投資の種類についてご紹介していきましょう。
株式投資
まずは、「株式投資」です。
株式投資とは、企業が発行している株式を購入して配当金や株主優待を受けることができる投資運用方法です。
主な収入源は、「株式を所有しているからこそ受け取れる配当金」や「株式を売却した際に株式の価値が上がっていた場合の差額」を収入としています。
株式投資は誰もが知る代表的な投資運用方法となり、様々な人々が参加しています。
株式を購入している企業の経営がうまくいけばいくほど、所有している株式の価値が上昇するので株式投資を行っている人々は株式を購入する前にどの企業の株式を購入するべきかを考えて購入しています。
投資信託
次に、「投資信託」です。
投資信託とは、自分自身が投資元となり資金を投資することで、その資金を投資運用のプロが自分の代わりとなって運用をしてくれるという投資運用方法です。
主な収入源は「プロに運用をしてもらった分の配当金」となります。
自分の代わりにプロに運用してもらうということで、自分自身で投資を行う場合とは違い手数料を支払うこととなります。
それでも、「自分自身が投資運用を行うよりもプロに運用をしてもらう方が確実だ」と思う人や「投資をしている時間は無いが、副業として収入を得たい」とういう人が多く利用しているのがこの投資信託となっています。
FX
次に「FX」です。
FXとは、外国為替取引の価格変動を利用している投資方法です。
主な収入源は「通貨を安い時に購入し、高い時に売却する」というセオリー通りの投資運用方法を収入としています。
FXでは「レバレッジ」と呼ばれる特殊な仕組みがあり、自分自身が投資をしようとしている金額の25倍の金額までを取引することができます。
仮に1万円の資産だったとしても最大で25万円の取引をすることができるということです。
そのため、資産が少なくとも投資運用が成功することによって一度に大きな収入を得ることができます。
しかし、このようなハイリターンがあるというとはその逆のハイリスクも存在しているということです。
ハイリスクとなるのは、そのレバレッジという仕組みによって一度に大きな損失となってしまう場合もあるということです。
このFXこそ、まさにハイリスクハイリターンとなる投資運用型副業となります。
仮想通貨投資
最後に、「仮想通貨投資」です。
数年前「ビットコイン」という仮想通貨が誕生し、そこから様々な種類の仮想通貨が誕生しFXのような取引を行う投資運用方法です。
主な収入源は「仮想通貨が安い時に購入し、高い時に売却する」というこちらもセオリー通りの投資運用方法を収入としています。
仮想通貨を安い時に購入し、高い時に売却した分の差額が自分自身の収益となるのです。
ですので、安い時にどれだけの金額分の仮想通貨を購入するかによって収益の量が変化してきます。
とてもシンプルな投資運用方法ですが、この仮想通貨はFXで利用する通貨よりも上下する比率が多くなっているので大きく収入を得られる時もあれば、大きな損失となってしまう可能性もあるのです。
この仮想通貨によって億万長者となった人もいれば、生活困難となってしまった人もいるハイリスクハイリターンの投資運用型副業となります。
投資運用型副業のメリット・デメリット
では、「投資運用型型副業」をすることによって起こるメリットとデメリットをご紹介していきましょう。
投資運用型は他の「時間労働型副業」や「成果報酬型副業」とは違いどのようなメリットがあり、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
これから投資運用型副業をしようと考えている人々は一番気になる部分かと思いますので、注意して読んでもらえたらと思います。
それではご紹介していきましょう。
メリット
まずは、「投資運用型副業」をすることによって起こりうるメリットのご紹介です。
◯空き時間を利用することができる
まずは、「空き時間を利用することができる」ということです。
本業として投資運用をしているという人はパソコンの前に張り付いているのようなことがありますが、副業として行う場合は投資の種類を選ぶことによって空き時間だけでも簡単に投資運用を行うことができます。
投資によって取引できる時間は違いますが、夜遅くまでできる投資運用も存在しています。
そのため、本業の終業後や休日の空いた時間を利用して投資運用型副業を行うことができるのです。
◯一度に大きな収入を得られる可能性がある
次に、「一度に大きな収入を得られる可能性がある」ということです。
投資運用は、資産が減ってしまうかもしれないというリスクを背負って収入を得ることを指しています。
時間労働型副業や成果報酬型副業のように仕事をしたらその分だけの収入が得られるという保証がない代わりに、投資運用が成功することによって大きな収入を叩き出すことができる可能性を秘めています。
小さな金額でも定期的にコツコツやっていくことによって収入を得る投資も存在しているので勉強をすることによって収入は後々安定してくる可能性もあります。
◯不労所得
最後に、「不労所得」ということです。
時間労働型も成果報酬型も労働をした結果、収益を得る副業の方法となります。
しかし、投資運用型はインターネット環境さえ整っている場合スマートフォンやパソコンを利用して労働をせずに収入を得られる可能性があるのです。
労働をせずに収入を得るということで不労所得となり、誰もが憧れる収入源となっています。
株式の価値や通貨は本業をしている最中にも変動しています。
マイナスになってしまう可能性もありますが、もちろんプラスになる可能性もあるということです。
デメリット
次に、「投資運用型副業」をすることによって起こりうるデメリットの紹介です。
◯資産が減ってしまう可能性がある
まず、「資産が減ってしまう可能性がある」ということです。
自分自身の資産を利用して副業として投資運用をしているのにも関わらず、逆に資産を減らしてしまう可能性があるというのが投資運用型副業の最大のデメリットとも言えるでしょう。
メリットを最大限味わうには、それなりのデメリットを背負わなくてはいけません。
着実に副業をして収入を得ていきたいという人には向かない副業の種類とも言えます。
◯知識がとても重要となる
次に、「知識がとても重要となる」ということです。
投資運用型副業をする場合は、必ずその投資に対しての知識が必要となります。
知識が無いのにも関わらず、投資を行っている場合それはギャンブルと同じです。
だからこそ、投資初心者となる人には投資運用型副業はハードルが高い副業となってしまうのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
投資運用型副業は様々な投資を行うことによって大きな収入を得ることができる可能性が一番高い副業となっています。
しかし、あくまでも「投資運用」ですのでリスクもつきものとなってしまいます。
今現在では、スマートフォンを利用して簡単に投資をすることができるようにもなっているので、しっかり勉強をしてから投資運用型副業をするのであれば夢がありとてもオススメすることができます。
投資運用型副業を行う場合で一番やってはいけないことが、「ムキになって資産を大きく減らしてしまう」ということです。
自分自身の資産が減っているのですから、精神的ダメージもとても大きくなっています。
しかし、投資運用型副業をする場合にはマイナスの状態でも冷静な判断をすることがそれ以上損失を出さない秘訣ともなるのです。
できる限り収益を出せるように勉強をして知識をつけることが、この投資運用型副業で成功をするとても大切なポイントとなります。