昔から本業の収入が少ないからという理由で副業をしている場合や、最近のパンデミックであるコロナウイルスの影響によって仕事が減ってしまった場合や在宅となったことによって副業を始めたという人もいるということで、昔に比べると副業は私たちに近い存在となりました。
日本の企業は、「本業に支障をきたす」や「税金関係で面倒がある」などの理由により副業を禁止していることが多くありました。
しかし、先ほど紹介したコロナウイルスの影響やインターネットがより盛んになったからこそ副業は多くの人がしているという現状となっています。
副業には様々な種類があり、それぞれの人が自分自身に合った副業を選んで実行しています。
今回はその中でも「時間労働型」と呼ばれている副業についてご紹介していきます。
時間労働型副業とは？
では、まず「時間労働型副業」とはどのようなものなのでしょうか。
多くの方が副業と聞くとインターネットを利用すると考えがちですが、実は私たちの一番身近にあるアルバイトやパートとして副業をすることがこの時間労働型となっているのです。
名前の通り、時間単位で労働を行ってそれに対する対価を「時給」や「日給」というような給料区分で受け取り収入を得ます。
そのため、本業が終わった後の時間や本業が休日とされている日を利用できる人がこの時間労働型副業に向いているとされています。
簡単に言うと、空き時間を収入を得るために利用したいという人のことです。
この時間労働型副業は基本的に自分自身が出勤をすることで、身体を使い仕事をすることを指しています。
だからこそ、「体力が持たない」などの不安がある方には不向きとなってしまいます。
時間労働型副業をするまでの準備
では、実際に時間労働型副業を始めるとなるとどのような準備をする必要があるのでしょうか。
副業を始めること自体は誰もが簡単にできますが、冒頭でご紹介したように本業の規定によって副業が認められない場合もあります。
だからこそ、事前に自分自身が時間労働型副業をするための準備が必要となるのです。
細かいところまで考えてしまうと、とてもたくさんの準備が必要となってしまうので今回は代表的な準備事項をご紹介します。
本業の企業が副業を許しているか確認する
まずは、「本業の企業が副業を許しているか確認する」ということです。
冒頭でもご紹介したように、日本の多くの企業が「副業を禁止」としている場合があるのです。
昔に比べて、そのような企業は比較的少なくなりましたが今現在も「本業に支障をきたしてしまう」ことや「税金関係があやふやになってしまう」などの関係によって禁止している企業も多く存在しているのです。
だからこそ、時間労働型副業を始める際には何よりも先に「本業の企業が副業を許しているか確認する」ということが大切となるのです。
確認方法は様々ですが、企業には「就業規則」と呼ばれる書類が必ず存在しています。
その就業規則を確認することで、基本的にはその書類に記載されていることが多くなっています。
もし、記載されていない場合は事務の方に確認するか直接上司に確認するといった行動を取ることが大切となります。
バレないだろうということで勝手に時間労働型副業を始めてしまうと、最悪の場合「解雇処分」などの重い罰を下されてしまう可能性もあります。
時間労働型副業は最もバレやすい副業となっているのでしっかりと確認するようにしましょう。
時間労働型副業をする目的を再確認する
次に、「時間労働型副業をする目的を再確認する」ということです。
時間労働型副業をする場合、数時間の間は必ず仕事として拘束される時間が存在しています。
「休日の夜の間だけでも安定した収入が欲しい」や「本業の仕事終わりの時間だけでも数時間働くことができれば収入を増やすことができる」と時間労働型副業をする目的がはっきりしていることが良いとされます。
時間に余裕がある人は時間労働型副業をすることをオススメすることができますが、そうではない人はオススメできない場合もあります。
本当に時間労働型副業しか副業をする方法はありませんか？
他にもインターネットを利用して副業を行う「成果報酬型副業」や、投資を行い収入を得る「投資運用型副業」なども存在しています。
だからこそ、時間労働型副業をする目的を自分自身ではっきりさせることによって今後の副業ライフの充実度が変化してくるでしょう。
様々な時間労働型副業の種類を確認する
次に、「様々な時間労働型副業の種類を確認する」ということです。
時間労働型副業の中にもたくさんの種類の業種が存在しています。
その中から、興味があるものや自分自身に合っていると考えられるものを確認する必要があります。
「居酒屋店員」や「スーパーの品出し」など、考えている以上に様々ば業種が存在しているのです。
副業をするなら自分はこれしかないという固定概念に囚われることなく、他の業種も確認してみることによって新たな発見や新たな人脈を作ることも可能です。
「アルバイト」として働くのか「パート」として働くのかによっても勤務時間や勤務日数が変化してくることもあるので様々な種類を知っておくことが大切となっています。
実際に時間労働型副業を探してみる
最後に、「実際に時間労働型副業を探してみる」ということです。
本業の企業が副業を許している状態であり、時間労働型副業をする目的や種類を自分自身がわかった上で実際に副業を探してみるという段階に移ります。
時間労働型副業に応募をする場合の多くは、「タウンワーク」や「バイトル」などのような大手インターネットサイトを利用することが多く、安全面も高いとされています。
タウンワークやバイトルのようなサイトでは、様々な業種の求人が行われています。
サイトによって変化しますが、検索機能がついている場合やその職場でどのような人が働いているかなど様々な情報を得ることができます。
とてもたくさんの求人があるので、似ている求人内容が存在しています。
そのようにたくさんある求人の中から、どの求人が自分自身に合っているかをよく確認して応募することが大切です。
よく、勤務体系や給料のみを確認して応募する人がいますが、職場環境も大切となります。
副業も継続させることが大切であるので、より良い求人を探すようにしましょう。
時間労働型副業の種類
では次に、「時間労働型副業」の種類についてご紹介していきたいと思います。
アルバイトやパートとして求人が多く存在している時間労働型副業ですが、その中にもたくさんの種類の求人が存在しています。
どの求人が自分自身に合う可能性があるか、このご紹介を通して見つかればと思います。
では紹介していきましょう。
コンビニ店員
まずは、「コンビニ店員」です。
コンビニ店員は時間労働型副業の代表とも言えるでしょう。
その理由はコンビニは24時間営業をしている場所もあり、どのような人でも時間を合わせて副業として働くことができるからです。
給料体系は基本的に「時給」が多く、都会に行けば行くほど給料が高くなる傾向があります。
10代の学生から50代以降の世代まで様々な人々が副業としてコンビニ店員を選んでいます。
コンビニ店員のメリットは24時間営業の場合は好きな時間帯を選んで働くことができるのがやはり最大のメリットとなるでしょう。
逆にデメリットは深夜帯にシフトを入れるとワンマン営業となる可能性もあり、人脈を作ることや楽しくアルバイトをしたいという人には向かないです。
代行業
次に、「代行業」です。
代行業は最近流行し始めた副業の1種となっています。
代行業と大きな括りですがその中にも「家事代行」や「運転代行」、珍しいものだと「クレーム代行」などが存在しています。
この代行業を副業として行う場合、選んだ代行の種類となる技術が必要となることがありますが、研修などによって新たな技術を覚えることもできます。
給料体系は基本的に「日給」が多く、1日数時間と決まった時間を働くことによってその1日に対する給料が支払われるという仕組みです。
代行業は30代以上の人が多くやっているということもあり、それなりの技術を持っていることが前提となっているのかと考えることができます。
代行業のメリットは、自分の得意な分野を選ぶことで持っているスキルを発揮して副業を行うことができるということでしょう。
逆にデメリットは始めて関わる代行内容の場合勉強をする必要が出てくるということです。
すぐに始めたい場合には、自分が関わったことのある内容を選ぶか、スキルに自信があるものを選ぶと良いでしょう。
警備員や清掃員
次に、「警備員や清掃員」です。
警備員や清掃員はアルバイトとして本業終わりに副業をしている人が多くなっています。
警備員はビルや道路の警備をするなどがメインであり、清掃員はビル内や施設内の清掃がメインの仕事となっています。
給料体系は基本的に「日給」が多く、1日警備していくら、1箇所清掃していくらというようなその日ごと単位で給料が支払われるという仕組みです。
警備員や清掃員は50代以上の人が多くやっているということもあり、比較的落ち着いた環境での仕事となります。
警備員や清掃員のメリットは自分がするべき仕事が毎回はっきりしているということです。
逆にデメリットは人と関わるという機会が少ないため、人脈を作りたいという人には向かない職業となってしまっています。
塾講師
次に、「塾講師」です。
塾講師は大学生から学歴を持っている大人まで様々な人が行っている副業です。
塾講師は、塾に通っている生徒たちにそれぞれの分野を教えるということがメインの仕事内容となっています。
給料体系は基本的に「1コマいくら」というように1授業教えた場合、数千円の給料が支払われるという仕組みです。
大学生以上の人々が副業として活躍をしている場であり、人に教えられるほどの学力があれば単価の高い副業となります。
塾講師のメリットは学力を必要とするため、単価が高くなるからこそ収入を得ることができるということです。
逆にデメリットは学力がないと塾講師という単価の高い副業をすることすらできないということです。
そのため、学力や学歴のある人にはうってつけの副業となっています。
いかがでしたでしょうか。
このように様々な種類の時間労働型副業が存在しています。
今回ご紹介したのは一例ですが、探すことによって他にもまだまだたくさんの種類があります。
だからこそ、自分の得意な分野を活かして副業をすることができるので是非チャレンジしてみてほしいと思います。
時間労働型副業のメリット・デメリット
では、「時間労働型副業」をすることによって起こるメリットとデメリットをご紹介していきましょう。
冒頭にインターネットを利用して副業を行う「成果報酬型副業」や投資をして収入を得る「投資運用型副業」なども存在しているとご紹介しました。
そのような他の種類とされる副業に比べて時間労働型はどのようなメリットがあり、どのようなデメリットがあるのでしょうか。
これから時間労働型副業をしようと考えている人々は一番気になる部分かと思いますので、注意して読んでもらえたらと思います。
それではご紹介していきましょう。
メリット
まずは、「時間労働型副業」をすることによって起こりうるメリットのご紹介です。
◯安定した収入を得ることができる
まずは、「安定した収入を得ることができる」ということです。
他の副業の種類である「成果報酬型」や「投資運用型」とは違い、自分自身が仕事をした時間に対して必ず収入を得ることができるということです。
時間労働型は面接をして合格することさえできた場合は、シフトを提出して週いくつのような働き方をすることができます。
そのため、安定して週いくつという勤務回数をこなすことによって月いくらという安定した副業ライフを送ることができます。
シフトが決まり次第、自分自身が今月何回働くことができてどれだけの収入を得ることができるということが計算できるという部分もメリットと言えます。
◯人脈を増やすことができる
次に、「人脈を増やすことができる」ということです。
業種によりますが、時間労働型副業は人と関わりながら仕事を進めていく場合が多くなっています。
そのため、関わるはずのなかった人とも新たな出会いとして関わることができます。
◯様々な時間を選んで労働することができる
最後に、「様々な時間を選んで労働することができる」ということです。
基本的には、シフトという「私はこの日のこの時間からこの時間まで働きたい」という希望を提出して仕事が組まれるので、日時を選ぶことができます。
そのため、自分のスケジュールに合わせた労働をすることができるので自由なのです。
デメリット
次に、「時間労働型副業」をすることによって起こりうるデメリットの紹介です。
◯仕事をすることで拘束時間がある
まずは、「仕事をすることで拘束時間がある」ということです。
基本的に労働時間に対して給料が支払われるのが時間労働型です。
だからこそ、シフトを提出した「この時間からこの時間」というような決められた時間は仕事をし続けなくてはなりません。
好きなタイミングで退勤することができないという部分はデメリットとなります。
◯体力が必要
次に、「体力が必要」ということです。
時間労働型副業は自分自身が出勤をして仕事をするため、自ずと体力が必要となります。
ましてや副業ですので、本業がメインとなります。
本業以外の空いた時間を使う必要があるので体力に自信のない人は本業に支障をきたしてしまう可能性があるので難しくなっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「時間労働型副業」について詳しくご紹介しました。
副業において、一番安定しているのと同時に雇われているので安全性も高くなっているのが時間労働型副業です。
他の種類の副業が肌に合わず、安定した収入を得たいという人には向いている副業となります。
一部を除き、多くの仕事は誰もができる内容となっているので副業を始めてみようという人には時間労働型副業はオススメすることができます。
他の種類の副業については別記事をご覧下さい。
