転職を決意したものの、「どう進めればいいの?」「何をすればよいの?」と二の足を踏む人は多いのではないでしょうか。
転職とは、職を変えるという単純なものではなく、生活環境や人間関係など今後の人生に大きく影響するライフイベントといえます。
せっかくなら、満足できる働き方で、希望する企業から内定をもらえるノウハウや豆知識を知りたくありませんか。
今回は、転職成功までの簡単6ステップ、応募企業の探し方、履歴書や面接のポイント、円満退職など転職に役立つノウハウや豆知識をお教えします。
1.これで安心!転職成功までの6ステップ
転職活動を始めるにあたって、大切なのは「スタートからゴールまで」を知ることです。
なぜなら、転職を勢い任せで進めるとうまくいかないからです。美味しい料理を作るためにはレシピや手順が大切なように、転職成功にも明確なステップがあります。
また、私たち人間は、次にやることが明確であればあるほど行動力が高まる生き物なので、転職成功までのガイドマップとしても役立ちます。
ステップは6つ、次のとおりです。
ステップ1.【スタート】転職の判断
ステップ2. 転職活動スタート
ステップ3. 企業のリサーチ・応募
ステップ4. 履歴書、職務経歴書の準備
ステップ5. 面接対策
ステップ6.【ゴール】内定→退職→入社
2.転職に関するノウハウを伝授!ステップごとに見ていきましょう
転職成功までガイドマップがわかったところで、具体的なノウハウを見ていきましょう。
ステップ1.【スタート】転職の判断</h3>
ノウハウ①転職理由は明確に、ポジティブに!
転職の判断をする際、転職理由は明確かつポジティブなものに絞りましょう。
なぜなら、企業はあなたの年収アップではなく、あなたのスキルで企業を発展させたいからです。
転職はあなたと企業のマッチングという意識で、ミスマッチを防ぐためにも明確かつポジティブな理由を考えましょう。
ノウハウ②視点は「今」ではなく「将来」!ギャップを埋めるプラン形成を
今ではなく将来に焦点を合わせて、キャリアプランを考えましょう。
現状と将来なりたい像を比較し、そのギャップを埋めるプランを思い描きます。そして、今の職場で実現不可能なら転職に踏み切ります。
また、「これから何がしたいか=キャリアプラン」は面接の鉄板なので、面接対策にも活かせますよ。
ステップ2.転職活動スタート
ノウハウ③転職活動は原則「在職中に」!両立が難しければ有休活用も
転職活動を退職後に行う人も見られますが、あまりおすすめしません。
理由は2つ。終わりがわからないから、収入ゼロはミスの元だからです。
転職活動はマッチングです。すぐ決まればベストですが、長引くことも考えられますよね。退職後に収入ゼロが続くと、焦って「ここでいいや!」と判断ミスにつながります。
「満足できる働き方・企業」か吟味するためにも、有休活用なども視野に入れましょう。
ノウハウ④必要書類をリストアップしよう
転職活動で求められる書類は概ね決まっています。事前にリストアップして、取り寄せましょう。
具体的には履歴書、職務経歴書、証明写真、印鑑、封筒などです。WEB提出であれば、あらかじめテキストを起こしておけば慌てずにすみますね。
ステップ3.企業のリサーチ・応募
ノウハウ⑤応募は10社程度まとめて!1社ずつでは長期化のリスク有
慎重に進めすぎて、1社ずつ応募するのは避けましょう。応募から内定までの各選考段階通過率は平均30〜50%と言われています(参照:マイナビ)。
企業のリサーチは大変な作業ですが、応募から不合格まで時間がかかると、転職活動が長期化し精神的な負担が大きくなります。
ノウハウ⑥企業選びは明確な基準と徹底的な比較を!ただし100点はないと心得る
企業選びは十分に時間をかけましょう。
仕事内容、雇用形態、年収、転勤などが希望にマッチするか、明確な基準で採点することをおすすめします。一覧表にまとめ、徹底的に比較をするとわかりやすいですね。
ただし、100点満点の待遇はないと心得ておきましょう。
ステップ4.履歴書、職務経歴書の準備</h3>
ノウハウ⑦読み手を意識して、見やすく読みやすく!
読み手である採用担当者も人間です。誤字脱字の確認はもちろん、自然は日本語となっているかなどを意識して、必ず読み返しましょう。
ステップ5.面接対策</h3>
ノウハウ⑧志望動機は企業ファースト!
高いスキルと経験があっても、自分ファーストな志望動機は不合格です。
「企業が求める人物像か」「強みがなぜ活かせるか」「なぜ当社なのか」これら3点を満たした志望動機こそ、企業ファーストといえます。
ステップ6.【ゴール】内定→退職→入社</h3>
ノウハウ⑨立つ鳥跡を濁すはNG!円満退職でこれまでの恩返しを
現在の職場に迷惑をかけないように努めましょう。退職意思を伝えるタイミング、引き継ぎ資料の作成、取引先への断りなどは丁寧に行いましょう。
ステップごとにノウハウをお伝えしました。転職活動に集中するあまり「今自分がどのステップにいるか」見失わないよう、ノウハウを活かして早めの対策をおすすめします。
3.転職の豆知識をQ&A形式で紹介
転職活動で活かせる豆知識をQ&A形式でまとめました。転職を何度も経験する人はあまりいないでしょうし、根も葉もない噂に惑わされないよう、ぜひご参考ください。
Q1.資格は転職に有利か
必ずしも「有利」ではありません。大切なことは「あなたと企業のマッチング」です。求める人材に活かせる資格であれば当然有利です。
また、資格をマイナスに見る企業はありませんので、面接の中で自己啓発に注力してきた経験を話せば好印象でしょう。
Q2.仕事がつまらないから転職してもよいか</h3>
人間関係や収入など特定の不満がない場合は、職場へ異動や配置転換の希望を出しましょう。仕事がつまらない理由には、単純作業、慣れ、学ぶことがないなどが考えられます。
転職をすると人間関係など新しい環境で精神的な負荷がかかります。差し迫った理由がなければ、現在の勤め先で別の仕事を振ってもらうべきです。
Q3.学歴は重要か</h3>
転職で重要視されるのは「スキルと専門性」です。学歴が最終決定打になることは少ないでしょう。
「当社に来たら◯◯をすぐに任せられるな」と思わせるスキルと専門性を見られています。
4.まとめ
不安がつきまとう転職活動。転職に関するノウハウや豆知識をお伝えしました。
転職とは「あなたと企業のマッチング」。人生に何度とないライフイベントなので、「満足できる働き方・企業」を手に入れられるよう、本記事の内容がお役に立てば幸いです。
最後までご覧いただきありがとうございました。